「暑中お見舞い申し上げます」
暑い日が続いています。
梅雨も明け、夏本番!
なかなかお会いできない方に、夏のご挨拶としてメッセージを送られる方もいらっしゃることでしょう。
すでに暑中見舞いの書き方などは、あちこちに掲載されているので改めて私ごとき若輩者がお伝えすることはないのですが、もしよろしければのアイデアひとつ。
「お見舞い」って
動詞「見舞う」
- 病人や災難にあった人のもとを訪れたり手紙を出したりして、様子をたずねたりなぐさめたりする。慰問する。
- 好ましくない物や災難がある人に及ぶ。受け身の形で用いられることが多い。
- 訪問する。
- 見まわる。巡視する。
こんな意味だそうです(大辞林から)。ということで実は「見舞う」という行為は上からの行為になるんです。「様子をたずねたりなぐさめたりする」というところが大きく響くのかもしれません。
というわけで、「暑中見舞」など「見舞」としてお出しするものを、目上の方にお出しする場合には、「御伺い」としてお出しすることをおすすめいたします。
つまり。。。
「暑中御伺い」「残暑御伺い」「入院御伺い」「寒中御伺い」「楽屋御伺い」
ということになるわけですね。
動詞「伺う」
- 「聞く」「尋ねる」の謙譲語。
- 神や仏のお告げなどを求める。伺いをたてる。
- 「訪問する」の謙譲語。訪問する先の人を敬っていう。参上する。
- (御機嫌を伺う)の意から)寄席などで、客に面白く話をする。
そもそも謙譲語として「伺う」という言葉ですから、謙譲の姿勢を表すという意味でも丁寧さはUPします。
百貨店でのし紙をお願いするときも、「御伺いでお願いします」とお伝えするとちゃんと用意してくれます。
ちょっとしたアイデアですけれども、相手の方を大切にするというメッセージは、しっかりと伝わると思います。
ぜひお試しあれ!
追記1
ちなみに、暑中御伺い、暑中お見舞いは、立秋前までですからね!今年は8月8日!
追記2
西日本の災害にあたり・・・月末に岡山へ行く予定があったので、どうしようかと悩んだのですが、しっかり行って様子を見て、ご飯を食べてお土産を買って、お金を落として来ることにしました。
カテゴリー: 礼儀マナーのこと