気になる敬語「となります」

気になる敬語

「〜となります」「となっております」

やっぱり気になる…「〜となります」「〜となっております」ちょっとテレビを観ているだけで、何度も聞こえてくるこの言葉。敬語の話とはちょっと違う言葉ですが、おそらく敬語のようにつかっていらっしゃるのではないかと思われるこの言葉。やはり気になる。

「こちら、無農薬のゴマを使用したドレッシングとなっております。」
「〜となる」基本として変化を表す動詞です。無理無理に考えて普段は農薬を使用したドレッシングなんだけど、今日のこのドレッシングは無農薬です!ということを宣言したいのか。

「私どもでは、このようなサービスとなっております。」会社のルールみたいなものを説明する時に、このようにお話をなさる方もいらっしゃる。私の個人的な受け手の感想ですけれども、私のせいじゃないんです!会社の決まりで仕方なくこのようにお伝えしているんです!という気持ちが見え隠れしているような気がします。

動詞「成る・為る・生る」

  1. 物・ことが結果として成立する。願い事が実現する。成就する。
  2. 構成されている(〜からなる)
  3. それまでとは、違うもの・違う状態になる。
  4. ある数値・時に達する
  5. ある機能をする
  6. することに決まる(〜することになる。という使い方で)
  7. 他人からの恩恵を受ける(〜になる。という使い方で)
  8. 否定の表現を伴って用いる
  • 成る:できあがる。成功する。「海賊王になる」
  • 為る:別のものに変わる。「春になる」
  • 生る:みのる。「梅のみがなる」

そして問題は「と」にもあります。この「と」の意味の中に、状況、結果の終結の意味を表す作用があります。これに引っ張られて思いっきり変化を表す意味になってしまう可能性があるということですね。

おそらく「サービスになる」という表現は、6番目の「することに決まる」の類から、ある行為が行われることが決まっている場合を伝える言葉として「〜ということになっている」を使っていらっしゃるのですが、「当然のこととして」という意味合いが裏にあるそうです。そう考えるとあまりむやみに使える表現ではないと考えられます。

意味合いを色々と考えながら話すことも大切ですが、無理に文章だけで相手に話を伝えようとすると思わぬ言葉遣いをしてしまう可能性があるかと思います。

「敬語を使わなくても」

と間違った言葉遣いや、間違った意味が伝わるような言葉選びをしてしまうのであれば、せめて丁寧語(です。ます。ございます。)は使うとして、丁寧に話す表現力があれば、相手に不快感を与えることなくお話することができるのではないでしょうか。。。

 

1年前

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